協会のお知らせ 詳細
会長新年のご挨拶
新しい年、復興とさらなる発展の年
皆様には、色々な大事がありました昨年を振り返り、新たな希望と決意を持たれて、新年をお迎えのことと存じます。
昨年3月に発生した東日本大震災で被災され、未だに大変なご苦労をされている多くの方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
さて、当協会は昨年4月より一般財団法人に生まれ変わり、産学官連携センターの開設など新たな取り組みを始めております。同センターは、機械産業の視点から産学官連携の広域的な交流を促進し、全国各地の産学官連携活動の成果を横断的に普及させることを目標に掲げておりますが、当協会と致しましては、同センターを核に技術、経済の両研究所のシナジー効果を最大限発揮させ、日本の機械産業の発展に貢献したいと考えております。
現在、日本の機械産業を取り巻く環境は、大震災の影響に加え、欧州金融不安に伴う超円高、さらに、タイ大洪水の影響など、これまで私たちが経験したことのない非常に厳しい局面にあります。また、日本の社会経済的状況は、人口減少社会の進行に伴う地域経済の疲弊、あるいは企業における後継者の不足等々、多くの課題に直面しております。
そこで、当協会では、事務局、技術研究所及び経済研究所が三位一体となって、内需の掘り起こしと新産業の創出、中小企業を含む製造業のグローバル化への対応、そして大震災からの本格的な復興への貢献という視点に立脚し、日本の機械産業の活性化のために必要なサービスの提供、新技術の開発及び産業の実態調査・分析をこれまで以上に積極的に実践してまいります。
本年も皆様からのご支援、ご指導を何卒、宜しくお願い致します。
一般財団法人 機械振興協会
会長 庄山 悦彦